選挙期間中、いつも以上に多くの情報が飛び交うSNS。その中に、意図的に“作られた拡散”が紛れ込んでいる可能性があることが分析によって分かりました。「バズっているから正しい」は危険…。その現状を取材しました。

“高市総理批判” 同一文章が複数

オンライン言論空間の分析を手がけるJapan Nexus Intelligence(ジャパン・ネクサス・インテリジェンス)。

今回の衆院選で不審な動きを見せるSNSアカウントがあるといいます。竜口さんが注目したのは、高市総理を中傷したとある投稿。

JNIヘッドアナリスト 竜口七彩さん
「一つの投稿に対して返信がつけられていたが、その返信内容が全く同じ文章だったことを検知している」

7つのアカウントが一言一句、同じ文言で“高市総理批判”を返信していました。

このうち2つのアカウントは投稿から6日後、残り5つのアカウントは13日後に返信していて、投稿を“バズらせる”目的で返信数を水増しした可能性があるといいます。

JNI 竜口七彩さん
「何かしらの意図をもって協調的に活動してるのではないかと見ている」

そして実は、この高市総理を中傷する投稿をしたアカウント自体にも、おかしな点があるといいます。

JNI 竜口七彩さん
「アカウントの日本語投稿だけをツールで抽出している状態になります。12月11日ぐらいからのタイミングで日本語の投稿が増えています。内容については基本的に総理に対するネガティブな言及」

これまで中国語や英語で発信していたのが、最近になって日本語の投稿が増加。先ほどの高市総理を中傷した投稿は300万回以上表示されています。

藤森祥平キャスター
「見ている人からすると、どういうことを気を付けて見なくちゃいけないんですか?」

JNI 竜口七彩さん
「ものによってはリポストやリプライがすべてこういった形で作られている。バズっているからと言ってすぐに情報に飛びつくのではなくて、作られているケースもあると知っておいた方がいい」

こうした人為的な拡散工作について、JNIの髙森代表は「外国勢力による選挙介入」の可能性にも留意すべきと話します。

JNI 髙森雅和代表
「最終的には分断を煽って混乱させて、ひいては国力を下げていくっていうことが海外でもよく報告されている。日本で絶対に起きないということは言えないと思いますので、そういったことが起きる可能性があるということで、こういった動きを注視・警戒している」