(ブルームバーグ):イランは、トランプ米大統領が同国に対する脅しをやめるのであれば、米国との協議に応じる用意があると表明した。一方で、軍事行動を取れば、中東全域を巻き込む大規模な衝突を引き起こしかねないと警告した。
イランのアラグチ外相は30日、イスタンブールでトルコのフィダン外相と会談後に記者団に対し、イスラエルがトランプ氏にイラン攻撃を促していると非難した。そのうえで、イランとしては米国との交渉に臨む用意があるのと同様に、「戦争への備えも整っている」と述べた。
アラグチ氏は、昨年6月に起きたイスラエルとの衝突に言及し、「イランは12日間に及んだ戦争以前よりも、さらに備えが整っている」と語った。この衝突は、米国がイランの主要な核施設に対して大規模な空爆を行う事態へと発展した。
イランと米国の緊張は、トランプ氏が米空母打撃群を中東に展開させ、イランへの攻撃を示唆して以降、急激に高まっている。
トランプ氏の狙いは、最近のイランでの抗議行動に対する当局の激しい弾圧を理由に、同国指導部を懲罰する姿勢を示すものだったが、最近では新たな核合意を引き出すことに変化している。
アラグチ氏は、米国が再びイランへ軍事攻撃を開始した場合、イスラエルとの衝突とは「まったく異なる状況になるだろう」と述べ、「残念ながら二国間の戦争の枠を超える可能性がある」と警告した。
アラグチ氏は「公正で公平であるならば、イランは協議や交渉に参加する用意がある」と述べ、トランプ政権が強く停止を求めてきたミサイル計画については、決して交渉しないとも続けた。
原題:Iran Says It’s Ready for Talks If Trump Stands Down Threats
(抜粋)
--取材協力:Eltaf Najafizada.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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