エルメス・リー氏が率いる運用資産140億ドル(約2兆1000億円)規模のヘッジファンド会社、アスペックス・マネジメントHKは2025年に、2桁のリターンを記録した。同年は人工知能(AI)と企業統治改革が、大小さまざまなアジアのヘッジファンドの成績を押し上げた

事情に詳しい関係者によると、アスペックスのヘッジファンドの中で、手数率の高いクラスは、26%のリターンを上げた。

ミナル・バスワルが運用する運用資産55億ドルのブレバン・ハワードMBマクロ・ファンドは6.8%上昇した。

関係者は非公開情報であることを理由に匿名を条件に語った。ブレバン・ハワードの担当者はコメントを控え、アスペックスはコメント要請にすぐには応じなかった。

エルメス・リー氏

ユーリカヘッジ・アジア・ヘッジファンド指数は2025年に14%上昇し、2020年以来の好成績となった。

指数を上回る成績のファンドも多く、特に中国、日本、韓国株に強気の投資を行ったファンドが目立った。アジアの大手ファンドは、安定的に収益を上げる力を改めて示した一方で、小規模ファンドはニッチな機会を捉え、市場への影響を抑えつつ迅速に売買できる強みを生かして存在感を示した。

株式ファンド

最も際立った数字を示したのは株式重視のファンドだった。中国の人工知能(AI)開発企業、DeepSeek(ディープシーク)の成功をきっかけに、医療から鉱業まで幅広いセクターの中国株に上昇相場が広がり、MSCI中国指数は昨年28%上昇した。これは2017年以来の大幅な伸びとなる。

日本では、企業統治改革が進む中で非中核資産の整理や海外買収を目指す企業の取引が活発化し、TOPIXが過去最高値を更新した。韓国でも同様の改革が進み、韓国総合株価指数は26年ぶりの高水準となる76%上昇を記録した。

企業イベントに焦点を当てた韓国株式ロング・ショートのマイ・コーリア・タクティカルは86.2%、中国株に投資するトリアタ・チャイナ・エクイティは67.5%、日本株ロングオンリーのプレアデス日本株式マスターは58%リターンを上げた。

原題:Hedge Fund Aspex Gains 26% in Banner Year for Asia Managers (1)(抜粋)

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