両立のカギは…週休3日制
学び直しで得た知見を自社で生かしてもらおうと、企業側もリスキリング支援に前向きです。中でも、いま広がりつつあるのが「時間面」でのサポート。
さきほどの安瀬さんが勤める「マツキヨココカラ&カンパニー」では、2024年から「週休3日制」を選択できる制度を導入していて、安瀬さんも利用しています。

本来働くはずだった1日の勤務時間を、残り4日に2時間ずつ割り振ることが認められているので、給与を維持したまま、勉強に専念できる時間が確保できました。
ココカラファインヘルスケア 安瀬さん
「勉強を始めたら結構楽しくて、(簿記)3級は取ったんですけど、今2級に挑戦してる感じです」
より思い切った方法で、社員のリスキリングを推し進める企業もあります。
人手不足でも“休職”後押し
大手旅行会社に勤める酒井萌生さん(40代)。長年いた法人営業部からの部署異動が転機となり、3年前にキャリアを一時中断しました。

グッドフェローズJTB 酒井萌生さん
「経営に携わるような仕事内容になったことで、自分の限界を感じた。異次元レベルの進化をしないと多分限界突破できないと思って、2年の休職っていうのを選んだという形です」
酒井さんの挑戦を後押ししたのは、会社独自の“リスキリング休職”制度。
ビジネススキルの向上や語学留学など、自己研鑽のために最大2年間会社を休めるというものです。(JTB:2021年~)

休職中は大学院でMBA(経営学修士号)を取得し、人材系コンサルティング会社でインターンシップにも挑戦。復職した現在は、グループ会社の経営戦略部でチームを率いる存在として活躍しています。
一方で、こんな苦労も…