シンガポールは公的な人工知能(AI)研究に今後5年間で10億シンガポールドル(約1210億円)余りを投じる。米国と中国が主導する同分野で、自国のAI産業を強化する取り組みを加速させる。

テオ・デジタル開発・情報相は24日、シンガポールで開催された業界イベントでの演説で、この投資がAI研究ハブとしての地位強化に寄与すると述べた。投資資金は研究センターの設立やAI能力の構築、国内の人材育成パイプラインの整備に充てる。

世界各国と同様に、シンガポールは、自国の産業や働き手がAIの波に乗り遅れないよう取り組みを急ぐ。韓国は自国のAI支援を目的にコンテストを主催。サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)は先進的なコンピューティングインフラの構築に大規模な投資を行い、「ファルコン」などの国内モデルに資金をつぎ込んでいる。日本やカナダ、インドなども独自の国内AI戦略と能力構築に取り組んでいる。

デジタル開発・情報省は声明で、「研究はAIの取り組みにおける主要な推進力であり、国家の高度な技術能力を向上させ、シンガポールがAIイノベーションの最前線にとどまることを確実にする」と述べた。

原題:Singapore Pours $786 Million Into Race to Become AI Powerhouse(抜粋)

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