韓国サムスン電子は、高帯域幅メモリー(HBM)の次世代品「HBM4」について、米エヌビディアからの認証取得に近づいている。競合SKハイニックスとの差を縮めている。

事情に詳しい複数の関係者によると、サムスンは昨年9月、米エヌビディアに初期サンプルを提供した後、同社との最終認定段階に入った。エヌビディアはAIアクセラレーターの運用でHBMを大量に使用している。

関係者によれば、サムスンは2月にHBM4の量産を開始する準備を進めている。具体的な出荷時期はまだ判明していないが、近く出荷できる体制が整うという。

サムスンの株価は26日のソウル市場で一時3.2%上昇した後、上げ幅を縮小した。一方、SKハイニックスの株価は同程度下落した。

サムスンの担当者はコメントを控えた。

サムスンはAI向けメモリー分野の最前線ではSKハイニックスや米マイクロン・テクノロジーに後れを取っているが、AIブームに伴う電子機器業界全体のメモリー不足を背景に、3社はいずれもここ数週間に株価が急伸している。3社の時価総額は9月初め以降で計約9000億ドル(138兆6000億円)膨らんだ。

エヌビディアの次世代AIアクセラレーター「ルービン」向け部品供給で、サムスンが競争に加わるとの期待が投資家の間で高まっている。これまでエヌビディアは、最上位のAIアクセラレーターに組み合わせる高度なメモリーチップについて、SKハイニックスへの依存を強めてきた。

韓国経済新聞は、サムスンがエヌビディアとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)向けでHBM4出荷を来月に開始する予定だと先に報じた。

サムスンとSKハイニックスは今月29日に決算説明会を予定しており、HBM4に関する進ちょく状況にも言及するとみられる。

原題:Samsung Nears Nvidia’s Approval for Key HBM4 AI Memory Chips(抜粋)

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