アメリカの連邦最高裁判所は、トランプ前政権下で実行された難民申請を厳格化する措置の撤廃期限を暫定的に延期すると発表しました。
この措置は、トランプ前大統領が公衆衛生法に基づいて2020年3月に大統領令で実施し、新型コロナ対策を理由に不法入国した人の難民申請を厳格化したもので、「タイトル42」と呼ばれています。
今月21日が撤廃期限で、撤廃されれば、メキシコとの国境に殺到している難民申請の希望者が大勢押し寄せるとの指摘が出ていましたが、連邦最高裁は19日、撤廃期限を暫定的に延期すると発表しました。
アメリカメディアはこうした移民を制限する措置により、これまで200万人以上が強制送還されたと報じていますが、一方でアメリカへの難民申請を希望し、不法に国境を越える人をめぐっては、受け入れに厳しいトランプ政権から寛容なバイデン政権に交代したことで急増しています。

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