ロシアのプーチン大統領は隣国ベラルーシを訪問し、ルカシェンコ大統領と会談。軍事分野での協力を強めていくことで一致しました。
ロシア プーチン大統領
「軍事技術分野での協力は、相互供給にとどまらない」
プーチン大統領は19日、ショイグ国防相やラブロフ外相とともにベラルーシの首都ミンスクを訪問し、ルカシェンコ大統領らと会談を行いました。
会談後の会見でプーチン氏は、「両国の安全を確保するため、定期的に合同軍事演習を行うことで合意した」と表明。そのうえで、核弾頭を示すとみられる「“特殊な弾頭”を搭載できるベラルーシの軍用機の乗組員に対し、ロシアが訓練を行うことができる」と述べました。
一方、ルカシェンコ氏は「ロシアなしでは、ベラルーシの独立と主権は守れない」と語り、ロシアから供与された短距離弾道ミサイル「イスカンデル」などをすでに実戦配備したと明かしました。
ウクライナ侵攻をめぐり、欧米との対立が深まる中、ロシアはベラルーシとともに軍事分野での協力を強め、対抗していく姿勢を示した形です。

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