(ブルームバーグ):デンマークの自治領グリーンランドのニールセン首相は、可能性は依然として低いとしながらも、トランプ米大統領が引き続きグリーンランド領有に意欲を見せていることを受け、住民と当局は軍事侵攻に備え始める必要があるとの認識を示した。
ニールセン首相は20日、ヌークで開いた記者会見で、「軍事紛争が起こる可能性は低いが、その可能性を排除することはできない」と述べた。
同首相によると、グリーンランドの自治政府は日常生活で混乱が生じた際に対応できるよう、関係するすべての地方自治体代表らで構成するタスクフォースを設置する。政府はまた、各家庭で5日分の食料を備蓄するよう勧告するなど、新たな指針を国民に配布する準備を進めている。
トランプ大統領は安全保障上の理由からグリーンランドを所有する必要があると主張しており、グリーンランドに米国旗を掲げる自身の人工知能(AI)生成画像を投稿した。
一方、カナダ紙グローブ・アンド・メールが匿名の政府関係者の話として報じたところによると、カナダ軍は米国が侵攻した場合にどう対応するかを想定したシミュレーションを行っている。ただ、米国が侵攻する可能性は極めて低いと関係者は考えているという。トランプ氏はカナダについて米国の「51番目の州」になるべきと発言している。
原題:Greenland PM Tells People to Prepare for Possible Invasion (1)
(抜粋)
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