2025年12月に日本を訪れた中国客は前年同月に比べ約45%減の約33万人になったと、金子恭之国土交通相が会見で明らかにした。ただ他地域からの旅行者が補い、同月のインバウンド(訪日客)は約360万人と12月として過去最高となった。

金子国交相によれば、2025年の訪日客数は約4270万人で初めて4000万人を超えたほか、消費額も9兆5000億円と過去最高だった。

日中関係の冷え込みを受けて、中国客の渡航が減っているものの、日本ブームなどで訪れる欧米客がけん引して補う構図が鮮明となった。

東京・新宿を訪れる旅行者(2025年6月)

ただ百貨店など小売業界では中国客数減の影響も出ている。阪急阪神百貨店では12月の中国客向け売上高は4割減となり、免税売上高全体も前年を下回った。

今後の焦点は2月下旬から3月にかけての春節だ。日本へのフライトを減らしたり、取りやめたりしている航空会社もあり、中国旅行者が増えるシーズンの影響に注目が集まっている。

JTBは、中国・香港からの旅行客が減るとして、26年の訪日客(インバウンド)が前年比2.8%減の4140万人になると予測している。

 

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