立憲民主党と公明党が新たに立ち上げた政党「中道改革連合」。生活者ファーストを訴え、参加する議員を幅広く呼びかけていく方針ですが、選挙のための「互助会だ」と批判の声が与野党からあがっています。

迫る解散総選挙へ向け、急転直下合意した新党の立ち上げ。きょう、揃って会見に臨みました。

公明党 斉藤鉄夫 代表
「新党の名前は『中道改革連合』、略称『中道』といたしました」

その名称に込めた思いは、次のようなものです。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「右にも左にも傾かずに、対立点もあるかもしれませんけれども、熟議を通して、解を見いだしていく。『生活者ファースト』の視点で現実的な政策を打ち出していこうと」

公明党 斉藤鉄夫 代表
「私どもが考える中道は、生活者の生活を第一に考える『生活者ファースト』と『日本の平和を守る』ということ」

共同代表の2人が強調したのは「生活者ファースト」。そして、具体的に挙げたのが「消費税の減税」です。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「食料品のゼロ税率は我々、主張してまいりました。公明党さんも消費税減税を言ってまいりました。新しい財源を提示しながらやっていくという、そこの一致点がありますので。政策の柱の一つとして、消費税は出てくるということは間違いありません」

また、社会保険料についても財源を提案した上で引き下げ、「現役世代を応援する」と訴えました。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「今回は、まさに勝負どころだと思っています。政界再編のある種、第一歩を踏み出すという戦いになると思います」

今後、理念の一致する人に幅広く参加を呼びかける考えを示している野田代表。

ただ、その1人、国民民主党の玉木代表は冷ややかな反応です。

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「政策が違うから別れていたのに、選挙が近づいたら急に政策が一致するなんてないじゃないですか。アイデンティティを捨てて、選挙のために急に一緒になるというのは、ちょっと私からするとついていけないなと。(新党に)参加することはありません」

一方、公明党の票が見込めなくなり、危機感が広がる与党からは…

自民党 鈴木俊一 幹事長
「今までも政党の離合集散、それを見てまいりました。その目的は目の前の選挙に対応するためとしか思えないものでありますから、この政党がこれから先、一体いつまで続いていくのか、甚だ疑問でございます」

「選挙互助会のような組織だ」と批判の声があがっています。というのも、かつて立憲民主党と公明党は…

公明党 山口那津男 代表(当時)
「手を握れ自民と公明、たたーきつぶせ立民・共産」

与党と野党で激しく対峙してきた仲。両党がこれまで獲得していた票がそのまま新党に流れるかについては懐疑的な見方が出ています。

自民党幹部
「無理筋だ。お互い叩いてきた相手と握るわけだから。我々が公明党と組むときは時間をかけてやってきた。(今回は)数合わせ以外の何物でもない」

自民党は、これまで公明党の候補者が立候補していた小選挙区にも候補者を擁立する方針です。

有権者はどう判断するのでしょうか。