(ブルームバーグ):中国の電子商取引大手アリババグループは、オンラインショッピングサイトの淘宝網(タオバオ)や旅行関連サービスを、自社の人工知能(AI)アプリに連携させる。「通義千問(Qwen)」を消費者向けのワンストップ型AIプラットフォームに育て上げる上で大きな一歩となる。
同社は15日から、淘宝網、決済アプリのアリペイ(支付宝)、旅行サービスの飛猪(フリギー)、地図アプリの高徳地図(Amap)をQwenアプリに接続する。
AIによる支援を通じて、1億人のQwen利用者が単一のプラットフォーム上で買い物や旅行予約、各種支払いを行えるようにするのが狙いだと、同社が説明した。新たに統合された機能は、中国で一般向けの試験提供が始まっている。
米アマゾン・ドット・コムやメタ・プラットフォームズは、人々の実際の作業を支援するエージェント型AIに取り組んでいる。すでに数百種類のサービスを束ねる「スーパーアプリ」を運営しているアリババやテンセント・ホールディングス(騰訊)は、この分野で初期的な優位性を持つとみられる。
動画配信サービスやフードデリバリープラットフォームも運営しているアリババは昨年11月、消費者向けAIサービスへの本格参入の手段としてQwenを立ち上げた。傘下の個別サービスを段階的に統合し、Qwenを総合的なパーソナルアシスタントに育てる計画だ。
15日には、経営陣が新しいQwenの機能の仕組みを実演する予定。アリババの呉嘉副社長は「AIは知能からエージェントへと進化している」と強調し、「この日発表するものは、理解するモデルから、現実世界のサービスと深く結び付いた、行動するシステムへの転換を示すものだ」と語った。
原題:Alibaba Takes Major Step to Link Taobao Shopping to Main AI App(抜粋)
--取材協力:Claire Che.
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