アメリカのクリントン元大統領夫妻は、性的虐待の罪で起訴され、その後、自殺した富豪のエプスタイン元被告をめぐる疑惑について、議会下院での証言を拒否すると表明しました。

アメリカ連邦議会下院の監視・説明責任委員会は去年8月、クリントン元大統領と妻のヒラリー元国務長官の夫妻に対し、エプスタイン元被告の疑惑をめぐって宣誓証言を命じる召喚状を送っています。

これについて、クリントン元大統領は13日、ヒラリー氏との連名で、委員会の委員長で共和党のコーマー議員に宛てた書簡を公開し、議会での証言を拒否すると表明しました。

クリントン夫妻に議会証言を求める動きを「我々の投獄を目的とした」党派的なものだと厳しく批判したうえで、召喚状は「法的に無効だ」と指摘しています。

一方、コーマー議員は証言拒否を受けてクリントン夫妻を議会侮辱罪に問う手続きを始めると表明しました。

クリントン元大統領は、エプスタイン元被告と交流があったことで知られ、去年12月に司法省が公開したエプスタイン元被告に関する資料の中にもクリントン氏が写った写真が含まれていました。