(ブルームバーグ):米政府がベネズエラの石油資源管理に動く中、米シェブロンが、7カ月ぶりの急ピッチで原油の船積みを進めている。同社はベネズエラでの原油生産を西側諸国の石油大手として唯一認められている企業。
ブルームバーグが追跡した船舶の動きを見ると、シェブロンは今月第1週、168万バレルのベネズエラ産原油を船積みした。同期間としては5月以来の高水準となる。積み込み量は昨年12月の同週の約5倍に達した。
データおよび事情に詳しい関係者によると、これら積み荷は主に米石油精製会社フィリップス66向けで、他は製油所経営の米バレロ・エナジーおよびミシシッピ州沿岸にあるシェブロンのパスカグーラ製油所へ輸送される予定だ。
シェブロンが積み込みを加速させている背景には、ベネズエラ国内の原油貯蔵施設が貯蔵能力の限界に近づいていることがある。米国が先月、資金調達を目的とした、マドゥロ政権による原油の国外販売を阻止する措置を強化して以降、同国の原油は貯蔵施設に滞留していた。マドゥロ氏は、1月3日の米軍による急襲作戦で排除されている。
米政府は今週、ベネズエラ産原油の販売を管理下に置くと表明し、まず最大5000万バレルを対象とした。7日に公表されたファクトシートによると、この取り組みには商品取引業者や銀行が協力する。売却益はベネズエラおよび米国の利益のために米管理下の銀行口座に入金されるという。米政府はこの計画を実行するため制裁の一部を緩和している。
シェブロンは商取引に関する事項だとしてコメントを控えた。フィリップス66は今のところコメントがない。バレロにもコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。
原題:Chevron Loads Venezuela Oil Onto Ships at Fastest Pace in Months(抜粋)
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