欧州首脳や米政府当局者は、戦後のウクライナに対する安全の保証について最終合意を目指している。和平合意を持続させることが目的で、安全の保証には米部隊の現地派遣の可能性も含まれる。

事情に詳しい関係者によると、6日にパリで開かれる会合では、米国が最近提案した能力を、ウクライナの同盟国で構成される「有志連合」が策定した計画にどのように組み込むかが焦点となる。

各国の国家安全保障担当顧問らは過去1カ月にわたり協議を重ねてきた。フランスのマクロン大統領が主催する6日の会合には、米国からはトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏とウィトコフ特使が出席すると、関係者は述べた。

英国のスターマー首相のほか、他の欧州首脳、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長も参加する。また、欧州米軍も統括するグリンケウィッチNATO欧州連合軍最高司令官も出席する。

ロシアとの和平合意が成立した場合、米軍が担う役割や配備される場所は不明だ。欧州諸国は、前線でウクライナ軍が防衛を主導する形で、多国籍の「安心供与部隊」を展開することを協議してきた。

関係者によると、米国は情報提供を含め停戦監視の支援にも前向きだ。停戦違反の把握にはドローン(無人機)や人工衛星が活用される見通しという。

欧州当局者は、米側との最近の協議は建設的で、提案されている安全の保証の内容は良好だと述べた。ある当局者は、情報と部隊を提供するという米提案を「ゲームチェンジャー」だと評した。別の当局者は、過去1年にわたり欧州諸国が求めてきた、いわゆる米国の後ろ盾により近い内容だと語った。

ただロシアのプーチン大統領がこれらの提案に同意するかは依然として見通せない。関係者の1人によると、米国との安全の保証に関する合意が成立した後、ウクライナの同盟国はロシアの参加を求めていく方針だ。

原題:Ukraine’s Allies Aim to Secure US Offer to Deploy Troops Postwar(抜粋)

--取材協力:Daryna Krasnolutska.

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