アマゾン・ドット・コムは5日、額縁に入ったアート作品のように見える新型テレビを発表した。韓国のサムスン電子が普及させた洗練されたデザインを模倣する動きが広がっている。

発表文によると、新製品「アマゾン・エンバー・アートライン」は今春発売で、サイズは55インチと65インチの2種類。いずれも4K解像度を備え、ドルビー・ビジョンなどのハイダイナミックレンジ(HDR)方式に対応する。価格は55インチが899ドル(約14万円)から。

サムスンの「ザ・フレーム」を含む競合モデルと同様、アマゾンの新型テレビは、磁石で本体に取り付ける交換式ベゼルを採用する。ベゼルはナチュラルウッドを含む10色を用意し、購入後に別のデザインへ切り替えることも可能だ。

アマゾンはトレンドを捉えて人気商品の自社版を投入する戦略を展開しており、エンバー・アートラインはその最新例となる。

一方、サムスンは4日、テクノロジー見本市「CES」でザ・フレームの最新モデルを発表し、初めて98インチサイズを投入した。LGエレクトロニクスも12月下旬に初のアートスタイル型のテレビを発表しており、ラスベガスで開かれるCESで最新のテレビ製品を披露する予定だ。

アマゾンによると、エンバー・アートラインでは2000点以上の無料アートを提供する。無制限でアートストアにアクセスするにはサブスクリプション料金が必要なサムスン製品と差異化した。連携するモバイルアプリを使えば、利用者はテレビを設置している部屋の写真を複数枚アップロードでき、インテリアに調和する作品選びの提案を受けられる。

またマイクが内蔵されており、アマゾンの人工知能(AI)搭載アシスタント「Alexa+」による音声操作が可能だ。

原題:Amazon Jumps on Artwork-Style TV Trend With $899 ‘Ember Artline’(抜粋)

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