イランで経済の悪化をめぐり市民によるデモが拡大するなか、最高指導者のハメネイ師は「暴徒たちは然るべき場所に追いやられるべきだ」などと強硬な姿勢を示しました。

イランの国営テレビは3日、去年末から各地で続く経済悪化への抗議デモをめぐり、ハメネイ師の演説を放送しました。

ハメネイ師は演説で、「抗議する人たちとは対話すべきだが、暴動を起こす者と話す意味はない」と述べたうえで、「暴徒たちは然るべき場所に追いやられるべきだ」として、治安当局による取り締まりを正当化しました。

抗議デモは物価高や通貨の急落を背景に去年末から拡大を続けていて、人権団体によりますと、これまでに少なくとも10人が死亡、数十人が拘束されたということです。

さらにハメネイ師は、抗議デモの広がりの背後には「敵の存在」があると主張し、アメリカやイスラエルなど外国勢力が不安定化を狙っていると非難しました。