(ブルームバーグ):年末年始(12月29日-1月9日)の円相場は下落基調となる見込み。高市早苗政権の財政拡張に対する懸念がくすぶる中、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が利下げに慎重なタカ派寄りの内容になるとの見方からドルが堅調となりそうだ。
◎SBI FXトレードの上田真理人取締役
- 財政拡張への懸念があり円は買い進みにくい。ドル・円はややドル高方向で推移しそうだ
- 労働市場の弱さや連邦準備制度理事会(FRB)議長人事に伴う米利下げ圧力に、円買い介入警戒と、ドル売り材料も目に付くが、155円付近での下値の堅さが改めて意識されている
- FOMC議事要旨は金利据え置きを主張するメンバーが多いタカ派的な内容が予想され、ドルの支えとなりそうだ
- 米雇用統計はよほどの数字が出ない限り、翌週に米消費者物価指数の発表を控えて大きな値動きにはつながらないだろう
- 予想レンジは1ドル=155-158円
◎東海東京インテリジェンス・ラボの柴田秀樹金利・為替シニアストラテジスト
- FOMC議事要旨が予想以上にタカ派的な内容となればドルが買われる可能性がある
- ドル・円が154円50銭付近を下回らなければ上値トライの展開になりやすい
- 投機筋の円ショートポジションは積み上がっていないため、円売りを仕掛けてくることもあり得る
- 年明けには米雇用統計など重要経済指標の発表を控える。神経質な展開が見込まれ、値幅が出てくるだろう
- 予想レンジは1ドル=154-159円
主な予定
- 29日:日本銀行の金融政策決定会合における主な意見(12月18・19日分)
- 30日:日本取引所グループ、大納会
- 30日:FOMC議事要旨 (12月9、10日開催分)
- 1月8日:11月の毎月勤労統計
- 1月8日:日銀支店長会議、地域経済報告(さくらリポート)公表
- 1月9日:12月の米雇用統計
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