(ブルームバーグ):金価格は地政学リスクの高まりと米利下げ観測を背景に上昇が続き、再び過去最高値を更新した。
金は一時、1オンス=4459.60ドルに上昇。22日は2.4%高で引け、ここ1カ月余りで最大の上昇率となった。
市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年も利下げするとの見方が広がっている。利息を生まない貴金属にとって、低金利環境は追い風となる。
金の安全資産としての魅力は、この1週間で一段と高まった。特にベネズエラ情勢が緊迫。マドゥロ政権への圧力を強める米国が、原油タンカーの封鎖に動き、地政学的緊張が増している。
金スポット価格はシンガポール時間23日午前7時35分(日本時間同8時35分)時点で、0.3%高の4456.12ドル。
銀は0.3%上昇し1オンス=69.21ドルと、前日に付けた史上最高値69.4549ドルに近い水準。プラチナとパラジウムも値上がり。
原題:Gold Climbs to Record on US Rate-Cut Bets and Geopolitical Risk(抜粋)
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