アメリカ東部の名門大学で起きた銃撃事件で、容疑者の男が死亡しているのが見つかりました。男は別の名門大学の教授も銃殺した疑いがもたれています。

この事件は今月13日、ロードアイランド州のブラウン大学で銃撃事件があり、学生2人が死亡、9人がけがをしたものです。

地元警察は18日、現場から逃走していた男がニューハンプシャー州の倉庫で死亡しているのを発見したと明らかにしました。そばには銃器が2丁あり、自殺とみられるということです。

男はポルトガル国籍の48歳、ブラウン大学を中退した元学生で、確認できる最後の住所は南部フロリダ州だったということです。

また、この男についてマサチューセッツ州の検察は、銃撃事件2日後の15日にマサチューセッツ工科大学の教授を自宅で銃殺した疑いももたれていると発表しました。

男とこの教授は、過去にポルトガルの大学で同じカリキュラムを受講していたということで、警察が犯行の動機を調べています。

一方、男がアメリカへの移民が少ない国を対象に抽選で永住権を付与する「移民多様化ビザ抽選プログラム」で入国したことを受け、ノーム国土安全保障長官はSNSで「この凶悪な人物は決して我が国への入国を許可されるべきではなかった」と批判。

トランプ大統領の指示でこのプログラムを一時停止すると明らかにしました。