(ブルームバーグ):トランプ米大統領は18日、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補として「3、4人」と面談していると述べた上で、数週間内に指名する意向を示した。
トランプ氏は「このうち誰を選んでも良い選択になるだろう」と語った。年内に発表できるかどうかは不透明としながらも、「今後数週間のうち」に示すつもりだと述べた。
住宅ローン金利の低下を目指すトランプ氏はかねて、より積極的に利下げを進める人物が次期FRB議長にふさわしいとの考えを示してきた。また、誰を指名するか「かなり見当がついている」と語り、すでに心づもりがあると示唆していた。
しかしトランプ氏はこの日、多くの候補者を称賛した。ウォラーFRB理事について問われると、17日に再び面会したとし、「素晴らしい」と称賛。「長くこの職に就いてきた人物だからだ」と述べた。ボウマンFRB副議長(銀行監督担当)にも言及し、最終候補に含まれるかどうかには触れなかったものの高く評価した。
トランプ氏は先週の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長とウォーシュ元FRB理事の2人が最有力との考えを示していた。
同インタビューでトランプ氏はハセット、ウォーシュ両氏はいずれも優秀な人材だとし、ほかにも優秀な人材が数人いると考えていると語った。
原題:Trump Praises Waller and Bowman, Says Fed Pick Coming in Weeks(抜粋)
--取材協力:Christopher Condon.
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