京都のホテルが「2泊で1万円台」いつまで続く

国内屈指の人気観光地・京都にもいま、異変が起きています。

これは2024年10月の平日、清水寺に続く参道・清水坂の様子です。18日、同じ場所に行ってみると…

記者
「2024年10月に撮影した場所と同じ場所なのですが、観光客が少なく感じます」

ここに10年近くお店を構えている人は…

果物と野菜のお店なかじん 中陣哲雄 代表
「この12月、ちょっと少なくはなってきてるかな。中国の方ですね。2024年から比べて、5割以上は減っているかなというような状態」

高騰していた宿泊料金にも大きな変化がみられます。

京都市内の主要ホテル平均客室単価は、コロナ禍で一時下がっていたものの、2024年は「2万195円」と過去最高値でした。

2024年12月をみても、平均客室単価は2万601円でしたが、18日、グーグルマップで価格をみてみると…

記者
「京都市内中心部のホテルの価格を見ると、1万円を切っているところが多くみられます」

一泊1万円以下のホテルが多く、中には3000円台をつけているところまでありました。

東京から来た観光客は…

東京からの観光客
「2泊で1万ちょっとくらい。安いなと思いました、泊まりやすい金額ですね」

航空・旅行アナリストの鳥海さんは「京都以外の場所でも宿泊料金の値下げが起きている」と話します。

航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「都市部を中心に、料金が下がっているところがある。京都以外でも、大阪・名古屋・広島・福岡・金沢など、中国人観光客がかなり来ている、もしくは直行便が飛んでいるところへの影響はあると思います」

このリーズナブルな価格は、いつまで続くのでしょうか。

航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「来年の春までは続くことになる。既に中国の航空会社は多くの路線で運休していて、少なくとも3月末までの運休を決めていますので、そこまでに戻ることはないと思う」