シリアでイスラム国(IS)戦闘員によるとされる攻撃で米軍兵2人と通訳1人が死亡した事件について、トランプ米大統領は今後「厳しい報復」があるだろうと述べた。この攻撃では、米国人3人も負傷した。

トランプ氏は13日、ソーシャルメディアへの投稿で「これは米国とシリアに対するISの攻撃で、シリアの非常に危険な地域で起きた。そこを彼らが完全に支配しているわけではない」と指摘した。

また「非常に重大な報復がある」と表明した。ただ、報復の内容については、投稿でも、陸軍・海軍のアメフト試合に向けホワイトハウスを出発する際に記者団に語った際にも、具体的に説明しなかった。

米中央軍の声明によると、一行はIS戦闘員と確認された、単独の銃撃犯による待ち伏せ攻撃を受け、銃撃犯は殺害された。米国防総省のパーネル報道官は別の声明で、攻撃はパルミラ市で発生し、兵士らは対テロ作戦に従事していたと説明した。

パルミラはシリアのシャラア暫定大統領の支配地域外にある。

シャラア氏は11月にホワイトハウスを訪れてトランプ氏と会談し、新たな制裁緩和を確保した。米国主導の対IS連合に参加することを約束した。

米国防総省当局者によると、シリアに駐留する米軍要員は約1000人。

原題:Trump Vows Retaliation After US Soldiers Killed in Syria (1)(抜粋)

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