米ロードアイランド州のブラウン大学で13日に起きた銃撃事件で、捜査上重要とみられる人物が拘束されたと当局者が明らかにした。この銃撃では2人が死亡、9人が負傷した。

この日は秋学期の期末試験2日目で、事件は大学構内の教室で起きた。当局によると、銃撃犯とみられる男は黒い服を着ており、徒歩で建物を離れたという。

当局が公開した監視カメラの映像には、銃撃犯とみられる人物がキャンパスから立ち去る様子が映っている。映像では顔は確認できないが、濃い色のゆったりしたズボンとジャケットを着用し、ニット帽をかぶっていた。

プロビデンス市のスマイリー市長は、追跡の後に男が拘束されたことを確認した。14日早朝の記者会見で、避難命令が解除されたとも述べた。NBCはこれより先、拘束された際に男が所持していた銃に特徴的な箇所があったと報じた。

ロードアイランド州のマッキー知事はブルームバーグ・ニュースに、最善策は犯人確保だと強調していた。「総力を挙げた捜索」が進んでおり、トランプ米大統領や連邦捜査局(FBI)のパテル長官とも話をしたという。犯人に関する情報があれば地元警察に連絡するよう、同知事は住民に呼び掛けていた。

ブラウン大学のクリスティーナ・パクソン学長によると、死亡した2人と、負傷者のうち少なくとも8人は学生だった。ロードアイランド病院の上級広報担当者ケリー・ブレナン氏によると、負傷者の容体は安定から重体まで幅がある。9人目の負傷者は命に別条はなく、回復が見込まれている。

ブラウン大学は米東部時間午後4時20分(日本時間14日午前6時20分)ごろ、キャンパスで差し迫った銃撃の危険を警告し、学生らに退避を指示していた。

ブラウン大学のフランシス・ドイル上級副学長によると、通常ならキャンパスの大半の建物は夜間に入館する際にカードを通す必要がある。試験期間中だったため、この建物は人の出入りが多かった。

プロビデンスのスマイリー市長は記者会見で、事件当時、建物の外部ドアは施錠されていなかったと述べた。

当局は試験が行われていた建物を捜索したが、武器は見つかっていない。

トランプ米大統領はボルティモアでアメリカンフットボールの試合を観戦後、ホワイトハウスに戻る際、記者団に対し「ひどい出来事だ。今できるのは被害者のために祈ることだけだ。残念だ」と語った。

同大学はアイビーリーグの1校で、学生数は約1万1000人。

原題:Person of Interest Detained Over Brown University Shooting (1)(抜粋)

(捜査上重要とみられる人物の拘束について追記し更新します)

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