ノーベル賞の授賞式がスウェーデンのストックホルムで行われ、京都大学の北川進特別教授と大阪大学の坂口志文特別栄誉教授にメダルが授与されました。

スウェーデンのストックホルムで10日、ノーベル賞の授賞式が行われ、北川特別教授と坂口特別栄誉教授に記念メダルが授与されました。

北川さんは、無数の細かい穴があいた「金属有機構造体」の開発で化学賞を受賞。坂口さんは、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」の発見で生理学・医学賞を受賞しました。

スウェーデンの国王からメダルと賞状を受け取ると、1500人以上の招待客から大きな拍手で称えられました。

日本人が2人同時に受賞するのは10年ぶりの快挙となります。

授賞式の後、2人は壇上で招待客らと握手を交わし、「大変な偉業ですね」などと声をかけられると笑顔で応じていました。

坂口さんは取材に応じ、「人生で特別な日になる」と話しました。

現在、2人は晩さん会に出席しています。

晩さん会では、前菜としてポルチーニ茸のスープが提供されたほか、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団が演奏を行いました。