国会ではきょう、今年度の補正予算案をめぐる審議がおこなわれ、高市総理は高額療養費制度の見直しについて「年末に一定の結論を得ることになる」との見通しを示しました。国会記者会館から中継です。

医療費が高額となった場合に患者の負担を抑える「高額療養費制度」の見直しですが、野党側は丁寧な決定プロセスを求めました。

立憲民主党 酒井菜摘 衆院議員
「高額療養費制度における外来特例の自己負担引き上げについて伺います。政府としては令和7年冬の取りまとめと言っておられると思いますけれども、年内に結論を出すつもりなのでしょうか。総理にお伺いします」

高市総理
「年末に一定の結論をうることとなるだろうと考えております。しかしながら、配慮すべき事項もありますので、丁寧に議論を進めていただいて方針を決定していきたいと思っております」

政府与党は、あすにも補正予算案について委員会で採決したい考えですが、立憲民主党は、緊要性の低い事業が含まれているなどとして、補正予算案の抜本的な修正を迫ることができる組み替え動議を提出する方針です。

一方、午後には国民民主党の玉木代表が質問に立ち、「年収の壁」の引き上げなどについて質問する予定で、高市総理の答弁次第では、国民民主党は補正予算案に賛成する見通しです。