小泉防衛大臣はきょう、来日中のオーストラリアのマールズ国防相と会談し、中国軍の戦闘機による自衛隊機へのレーダー照射について説明しました。

小泉進次郎 防衛大臣
「安全保障環境が厳しさを増している中、日豪防衛協力の歩みをさらに具体的に前に進めるべく、きょうはリチャード(マールズ国防相)と協力していきたいと思います」

小泉防衛大臣とマールズ国防相は、オーストラリアの次期フリゲート艦に日本のもがみ型護衛艦が選定されたことをめぐり、来年の契約締結に向けて引き続き連携していくことなどを確認しました。

会談に先立ち、マールズ国防相は長崎県を訪問して、もがみ型護衛艦の製造現場を視察しています。

また、小泉防衛大臣はきのう、中国軍の戦闘機が自衛隊の戦闘機に対してレーダー照射を行ったことについて、「我々は毅然かつ冷静に地域の平和と安定に向けて対応を進めていく」と強調しました。

マールズ国防相も「憂慮すべき事態だ」と応じ、「この地域でルールに基づく国際秩序を確立するため、強い決意を持って日本と力を合わせて行動していく」と話しました。