中国独自の宇宙ステーション建設に向けた任務を終え、宇宙飛行士が地球に無事帰還したと中国国営メディアが報じました。


中国国営の中央テレビによりますと、有人宇宙船「神舟13号」の宇宙飛行士3人は日本時間のきょう午前11時ごろ、内モンゴル自治区に無事着陸しました。

「神舟13号」は去年10月に打ち上げられ、中国の宇宙飛行士の1回の滞在期間としては最長となる6か月間宇宙に滞在し、宇宙ステーション建設に向けた実証実験などの任務を行ったということです。

習近平国家主席は今月12日、海南省にある発射場を視察した際、宇宙ステーションの年内完成を改めて指示。今年の秋の党大会に向けて、「任務を完了し、勝利のうちに大会を迎えよう」と強調するなど、宇宙ステーションの完成を国威発揚につなげたい狙いもあるとみられます。