来年度の税制改正についてお伝えします。私たちの暮らしにも直結する税制が、そもそもどのように決められているのか、そのプロセスも例年と少し違うようです。

「〇政」?税制改正における8つの記号の意味

高柳光希キャスター:
税制改正の大まかな日程は以下のようになっています。

▼10月~11月 与党:各省庁の要望を取りまとめ、税調での議論を本格化
▼12月 与党:大綱策定 政府:閣議決定
▼1月 政府:改正法案を国会提出
▼3月 法案成立

税制改正の大綱を作るための議論の中で、各省庁からの要望をどう決めていくのでしょうか。まず、「やるか」「やらないか」を8つの記号で評価していくということです。

【8つの記号で要望を評価】
「〇政」「〇」「〇済」
「△」「二重△」「△法」「△事」
「×」

具体的にどのような意味合いなのでしょうか。

TBS報道局 政治部 島本雄太 記者:
「〇政」はすぐに「〇」か「×」かの決定ができないもので、利害関係者も多く、集中的に議論して答えを出すべきもの、“政治的な判断”が求められる難しい課題に付けるマークです。

今回でいうと、住宅ローンや出国税、NISAなども「〇政」にあてはまっています。