アメリカとウクライナの高官が、ロシアとの和平計画をめぐって協議しました。
アメリカ ルビオ国務長官
「多くの課題が残っている。ただ、きょうも建設的で有益な話し合いができて、新たな進展はあったと考える」
アメリカとウクライナの高官は先月30日、アメリカ・フロリダ州でロシアとの和平計画をめぐって協議しました。
ロシアが一方的に併合したクリミアと、東部ドンバス地方の領土の扱いなどが焦点となったとみられますが、ルビオ国務長官は具体的な内容は説明せず、「建設的だった」としたうえで「多くの課題が残っている」と指摘しました。
アメリカのウィットコフ特使は今週、モスクワでプーチン大統領と話し合う予定ですが、アメリカがウクライナ・ロシア双方が受け入れられる計画をまとめられるかは依然、不透明な状況です。
ウクライナの代表団を率いたウメロフ国家安全保障・国防会議書記は、SNSに「アメリカ側との立場が近づく、大きな進展があった」としたうえで、協議は「成功裏に行われた」と評価しました。一方で、課題は残されているとして、今後も和平計画をめぐり協議を続けるとしています。
また、ゼレンスキー大統領はウメロフ氏から報告を受けたとしたうえで、「協議が建設的で、ウクライナの主権と国益に明確な焦点をあてていることが重要だ」と強調。アメリカ側に感謝の意を示したうえで、今後も協議を続ける姿勢を示しました。
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