複数の都道府県を1つの選挙区とする「合区」の解消など、選挙制度について与野党で話し合う「参議院改革協議会」がいまの国会中にも設置される見通しとなりました。

きょう(28日)午前、参議院の各会派の代表者による懇談会が開かれ、関口昌一参院議長は選挙制度などについて与野党で話し合う「参院改革協議会」を設置するよう、各会派に呼びかけました。全会派が一致して設置に賛同したということです。

関口昌一 参院議長
「参議院改革を実現していくためにも、各会派が協力して協議を進めていくことが重要であると考えております」

協議はいまの国会中にもスタートする見通しで、複数の都道府県を1つの選挙区とする「合区」の解消などについて議論する予定です。

参議院の合区制度をめぐって、自民党の松山政司参院会長は「弊害が顕在化している」として、3年後の参議院選挙までに合区解消を目指す考えを示していました。