佐藤啓官房副長官が参議院の議院運営委員会理事会への出席などを拒否されている問題で、自民党は、今の国会中は佐藤副長官の出席をこれ以上求めない意向を野党側に伝えました。

佐藤官房副長官をめぐっては、自民党の派閥の裏金問題で政治資金収支報告書に不記載があったことを理由に、野党側は副長官として参議院・議院運営委員会の理事会に出席することや本会議に陪席することを拒否しています。

きょう、自民党の磯崎参院国対委員長は立憲民主党の斎藤参院国対委員長と国会内で会談し、今の臨時国会では佐藤副長官の議運理事会への出席などを「自粛」し、「さらに出席を求めることはない」と伝えました。

国会審議の場で野党側から佐藤副長官の起用を疑問視する指摘が相次ぎ、状況改善が困難だと判断したということです。

一方、来年の通常国会までには通常通りの対応に戻すことを求めています。