アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織タリバン暫定政権は、隣国パキスタンからの軍事攻撃を受け、子どもを含む10人が死亡したと発表しました。
タリバン暫定政権の報道官は25日、アフガニスタン東部ホスト州でパキスタン軍による爆撃があり、子ども9人と女性1人が死亡したと明らかにしました。また、南部カンダハル州なども攻撃を受け、民間人4人が負傷したとしています。
一方、パキスタン北西部ペシャワルでは24日、治安部隊の施設に自爆テロがあり、少なくとも3人の隊員が死亡したほか、11人が負傷。
現地メディアによりますと、自爆テロ犯を含むテロリスト3人は、アフガニスタン国籍ということです。
パキスタンとタリバン暫定政権は、先月に起きた国境地帯での武力衝突の後、停戦の継続などに向けた協議が事実上決裂した状態となっていて、双方の緊張がさらに高まるおそれがあります。
「軍国主義の亡霊をよみがえらせる」中国メディア 高市総理の答弁とミサイル配備計画関連付け批判