急速に円安が進み、円相場が1ドル=157円台をつけたことを受け、片山さつき財務大臣は「介入も考えられる」と市場をけん制しました。

片山さつき財務大臣
「足元の動きは非常に一方的で、また、急激であると憂慮しております。為替市場における過度な変動や無秩序な動きについては必要に応じて適切な対応をとってまいります」

片山大臣は、9月に発出した日米財務大臣共同声明に則って対応すると述べ、「為替介入も当然考えられる」と市場をけん制しました。

政府がきょう閣議決定する経済対策が21.3兆円規模と去年を大きく上回ることから、財政悪化が懸念され、円相場は1ドル=157円台まで円安が進んでいるほか、長期金利もおよそ17年半ぶりの水準まで上昇しています。