ロシアによる侵攻が続く中、ウクライナの国防相は寒さで地面が凍結するのを利用し、攻勢を強める考えを明らかにしました。
ウクライナ レズニコフ国防相
「ウクライナ軍が止まることはない。地面が固まるのを利用して反撃を続けていきます」
レズニコフ国防相は最近の戦況をめぐり、雨が続き、地面がぬかるんでいたとして、“双方にとって攻撃が難しい状況だった”と指摘。今後、気温が下がり、地面が凍結するのを利用し、攻勢を強めていくとしています。
一方、ゼレンスキー大統領は「ロシアはテロ行為をやめていない」として、ロシアによる大規模な攻撃への警戒感を強めています。
また、アメリカ政府高官によりますと、東部ドンバス地方の町、バフムトの支配を狙うロシア軍とウクライナ軍の間で激しい攻防が続いているということです。
こうしたなか、年末恒例となっているロシアのプーチン大統領の大記者会見が、今年は見送られることになりました。
タス通信が伝えたもので、この会見を開催しないのは過去10年で初めてです。海外のメディアなどからの厳しい質問を避ける狙いもあるとみられます。

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