国会ではきょう、野党側が“首脳同士で決着をつけることも一つの有力な選択肢”だと指摘しました。国会記者会館から中継です。

野党側は日本経済への悪影響が出ないよう早期の解決を求めていますが、中国側は今週末のG20サミットでの日中首脳会談を否定するなど態度を硬化させていて、先行きは見通せていません。

立憲民主党 重徳和彦 衆院議員
「トップの発言がもとになった案件でありますので、トップ同士で決着つけるというのは一つ有力な選択肢だと思いますが」

茂木敏充 外務大臣
「南アフリカにおきましてG20の首脳会談行われるわけでありますが、現在においてですね、どういうバイ(個別)会談を設定するか決まっていることはございません」

また、茂木外務大臣は日中関係の悪化による経済への影響について問われ、「政府としてどうなっているのか見極めながら、状況を注視して適切な対応をとる」との考えを示しました。

現時点で首脳同士による対話の実現は不透明な状況ですが、木原官房長官は「日中間の様々な対話を行うことについて日本側はオープンだ」と述べ、事態の打開に向けて、引き続き取り組んでいく考えを強調しました。