トランプ米大統領がノルウェーのストーレ首相に宛てた書簡で、ノーベル平和賞の受賞を逃したことと、米国がグリーンランドを取得するとの自身の主張を結びつけていたことが分かった。ブルームバーグが書簡の内容を確認した。

「8つ以上の戦争を止めたにもかかわらず、貴国が私にノーベル平和賞を授与しないと決めたことを踏まえると、もはや純粋に平和のみを考える義務を感じていない」とトランプ氏は書簡で指摘。「それが常に最優先であることに変わりはないが、今後は米国にとって何が良く、何が適切かを考えることができる」と記している。

さらに「われわれがグリーンランドを完全かつ全面的に支配しない限り、世界は安全ではない」と続けた。

ノーベル平和賞の受賞者はノルウェー政府ではなく、独立した委員会が決定する。

ストーレ首相は「ノーベル平和賞を授与するのはノルウェー政府ではなく独立したノーベル委員会であることを、これまで何度もトランプ氏に明確に説明してきた」と声明で述べた。

ホワイトハウスは現時点でコメント要請に応じていない。

トランプ氏は週末、グリーンランドの支配権を得られなければ、北大西洋条約機構(NATO)加盟国である欧州諸国の一部に対して関税を課すと表明。同盟国の間で衝撃が走った。欧州連合(EU)首脳らは強く反発しており、フランスのマクロン大統領は、EUが保有する最も強力な報復手段を発動するよう呼びかけた。

トランプ氏は19日、ソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「NATOは20年にわたりデンマークに対して『グリーンランドからロシアの脅威を排除しなければならない』と伝えてきた。残念ながら、デンマークはそれを実行できなかった。今こそその時であり、実行される!!!」と述べた。

Photographer: Sean Gallup/Getty Images

原題:Trump Links Greenland Threats to Nobel Peace Prize Snub (1)(抜粋)

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--取材協力:Kati Pohjanpalo、Jenny Leonard.

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