(ブルームバーグ):野村ホールディングスは、ロンドンで再開を目指していた自己勘定トレーディングデスクの設立計画を、開始から2年足らずで断念した。事情に詳しい関係者が明らかにした。
関係者によると、ロンドンの野村には昨年初め、パメラ・マサードスコット氏とジャッキー・レオン氏が加入し、自己勘定取引事業の準備を任された。マサードスコット氏は欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域グローバルマーケッツ部門責任者のナット・タイス氏の直属の部下となった。
だが今年に入り、野村は自己勘定トレーディングデスクをマーケッツ事業の複数の部門に組み入れることを最終決定したと、一部の関係者が述べた。当局への提出文書によると、マサードスコット氏はここ数カ月に野村を退社した。
マサードスコット氏はコメントを控えた。野村の広報担当者はレオン氏に代わって、コメントを控えると回答した。
原題:Nomura Abandons Effort to Restart Prop Trading Desk in London(抜粋)
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