宇宙飛行士の月への着陸を目指す「アルテミス計画」の第一段階として打ち上げられた無人の宇宙船が、月の軌道を周回するミッションを終え地球に帰還しました。

無人の宇宙船「オリオン」は11日、大気圏に再突入したあと、パラシュートを開いてメキシコ沖の太平洋上に着水しました。

「オリオン」はアメリカのNASA=航空宇宙局が主導し、宇宙飛行士の月への着陸を目指す「アルテミス計画」の第一弾として先月打ち上げられ、その後25日間にわたって月の軌道を周回するなどの試験飛行に臨んでいました。

NASAは今後、今回のデータを分析するなどして、2025年には宇宙飛行士の月への着陸を目指すとしています。