アメリカのトランプ大統領はウクライナに対する射程の長い巡航ミサイル「トマホーク」の供与について、「検討していない」と述べました。

トランプ大統領
「(Q.ウクライナへの『トマホーク』の供与を検討していますか)いや、検討していない。考えが変わることはあるかもしれないが、現時点では検討していない」

トランプ大統領は2日、機内で記者団の取材に対し、ウクライナへの「トマホーク」の供与は「検討していない」と述べました。

トマホークはウクライナ国内からロシアの首都モスクワを射程に収められることから、ウクライナが供与を強く求める一方、ロシアは強く反対しています。

トランプ氏は先月上旬には供与を「ほぼ決めた」とまで話していましたが、プーチン大統領と電話会談した後、慎重な姿勢に転じていて、今回、一段と強い表現で供与を否定したかたちです。