韓国の統一相は、北朝鮮が板門店付近の清掃や剪定作業を進めていることが確認されたと明らかにしました。米朝会談の可能性について、「相当あると思う」との見解を示しています。

韓国の鄭東泳統一相は24日、米朝会談の可能性について聞かれ「私は積極的に状況を解釈する方」としたうえで、「北朝鮮は板門店付近を掃除して、花壇を整理して、剪定作業もしている」などと明らかにしました。

時期は「直近」で、「この1年あまりはそのような動向はなかった」ということです。

板門店は、前回の2019年の米朝首脳会談が行われた場所で、今回も会談が実施されれば、板門店で行われるのではないかとも指摘されています。

鄭氏は、前回の米朝会談でアメリカ側の実務を担った担当者が訪韓していることなども指摘し、「いろいろな兆候と手がかりを総合してみると、会う可能性が相当あると思う」との見解を示しました。

一方、李在明大統領は、23日に公開されたアメリカ・CNNテレビのインタビューで、「米朝会談の可能性は高くない」との認識を示しています。