中国政府は習近平国家主席が30日から韓国を国賓として訪問し、APEC首脳会議に出席すると発表しました。

習近平国家主席は今月30日から来月1日にかけて、韓国・慶州を国賓として訪問し、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席します。

中国外務省の報道官は、24日の記者会見で、次のように訪問の意義を強調しました。

中国外務省 郭嘉昆 報道官
「習近平国家主席が今年のAPEC首脳会議に出席することは、中国がアジア太平洋地域の経済協力を非常に重視していることを示している」

習主席の韓国訪問は2014年7月以来、11年ぶりで、来月1日には韓国の李在明大統領と会談する予定です。

中国外務省の郭報道官は、「中国は韓国とともにウィンウィンの関係を維持したい」と関係強化に意欲を示しました。

一方、アメリカのホワイトハウスは、トランプ大統領と習主席の会談が30日に行われると発表しましたが、中国外務省の郭報道官は「米中双方は緊密な意思疎通を保っていて、新たな情報があれば速やかに発表する」としています。

また、高市総理と習主席の首脳会談についても「具体的な活動については随時、情報を公表する」と述べるにとどまっています。