IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、戦闘により外部電源の喪失が1か月前から続いていたウクライナ南部のザポリージャ原発について、「外部電源が復旧した」と明らかにしました。

IAEAのグロッシ事務局長は23日、ウクライナ南部のザポリージャ原発について、「外部電源が復旧した。30日間にわたって原子炉6基の冷却で使われた非常用ディーゼル発電機は停止された」と明らかにしました。

ザポリージャ原発は先月23日に、戦闘の影響で送電線が損傷して外部電源に接続できなくなっていました。

グロッシ事務局長は「原子力発電所が外部電源を失うというかつては想像もできなかった事態が戦争の中で日常茶飯事になっている。状況は極めて不安定だ」と訴えています。