カギは「財源」 経済対策は実現可能か?

井上貴博キャスター:
だれがやっても難しい舵取りというのは間違いありません。しかし、正解はない中で、ぱっと見て積極財政の高市カラーがわかる布陣にしたので、円安のリスクもありますが、財務省との綱引きがどうなるのか、期待したいと個人的には感じます。

出水麻衣キャスター:
また連立の枠組みが変わったので、野党との協議もどう進んでいくのか気になります。

井上キャスター:
その辺りはまだ不透明な中で、TBSスペシャルコメンテーターの星浩さんは「きのう(21日)の高市総理の会見は『項目』を並べただけ」とした上で、「与野党で合意して、財源があるもの(ガソリンの暫定税率廃止、電気・ガス料金の補助)は実現可能」と、ここは早急に話が進むだろうとみています。

一方で、「その他は政策決定の枠組みが変わったので、議論はふりだしに。(「103万円の壁」の見直しなど)隔たりが大きく、財源の目処がたたないものは難しい」と星さんは話しています。

壁の引き上げも160万円で終わってしまうのか、178万円までいけるのか。そういったところでも変わります。

また、議員定数の削減もやらなければならないと日本維新の会は言っているので、それが頓挫したときにどうなるのかも気になります。