西友を買収した九州発祥の格安スーパー「トライアル」が、きょうから全国の西友にプライベートブランドの商品を本格導入しました。
記者
「こちらは西友の店内ですが、これまで別のスーパーだったトライアルの商品が並んでいます」
きょう、都内の西友の店舗には、青色で「トライアル」と書かれた食パンや、「トライアル名物」とうたう、たまごサンドが並んでいました。
実は、九州に本社をおくトライアルは7月、老舗の西友を買収。きょうからプライベートブランド商品を全国の西友に本格的に導入しました。
客
「西友は若干(足が)遠のいていた。(物価高に)対抗できなくなって、より高くなった印象」
「食品にかかる値段が5年前と比べて、かなり家計を圧迫している。弁当ひとつで500円ぐらいするが、これだったら300円で買える」
レジ機能付きの買い物カートなど、「IT」を強みに低価格を実現しているトライアル。首都圏では、どんな狙いがあるのでしょうか?
トライアルカンパニー マーケティング部 野田大輔 部長
「提供する価値が増えていくことは、お客様の利便性が増えること。(西友と)一緒になったとはいえ、まだまだ私たちは挑戦者」
トライアルは来月、コンビニサイズの小型スーパーを東京に初めて出店します。
小売り各社では、▼イオンは小型スーパー「まいばすけっと」を首都圏中心に出店を増やすほか、▼ドン・キホーテの運営会社が新業態の中食を強化した「食品強化型ドンキ」の展開を予定するなど、「食」で競い合う動きが活発になっています。
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