年末年始で人出が増えるのを前に、都内の商業施設で凶悪犯罪を想定した訓練が開かれました。

商業施設のなかで大声をあげながら刃物を振り回す男。警備員が駆け付け、さすまたで男を取り押さえます。

きょう、東京・日本橋の商業施設で行われたのは、無差別に人を殺傷するなどの凶悪犯罪を想定した訓練です。

警視庁や東京消防庁のほか、施設の運営会社のスタッフなど60人以上が参加し、犯人を取り押さえたり、けが人を救護したりする手順を確認しました。

三井不動産ビルディング本部長 中原修さん
「やはり昨今、日本全国で凶悪な犯罪をニュースで目にする機会が多数あると個人的に感じている。防犯の面でも、自助・共助・公助という観点から、常日ごろから意識を高めて、実践していくことが大事だと思っている」