新米の業者間での取引価格が去年より6割高くなり、過去最高値を更新しました。
業者間でのコメ取引の代表的な指標である「相対取引価格」について、農水省は今年とれた新米の9月分は平均で玄米60キロあたり3万6895円になったと正式に発表しました。
去年の同じ月と比べて1万4000円ほど高くなっていて、過去最高値を更新しています。JAが生産者に前払いする「概算金」が高い水準で設定されたことなどが要因とみられます。
農水省は「コメ取引の現場で、今年は量が十分にあると実感してもらえれば状況は変わってくる可能性がある」としています。
ただ、生産者への支払いはすでに一部で始まっていて、新米価格はすぐに下がりそうにありません。

金ETF価格が異常事態、現物より割高続く-相場反転なら逆回転リスク