連立政権樹立の正式合意を先取る形で、きょうのマーケットは動きました。日経平均株価が史上初めて4万9000円に乗せ、最高値を更新しました。

記者
「日経平均株価、史上初めて4万9000円を超えて取引が続いています」

ボードが一面、値上がりを示す赤に染まり、全面高となった東京株式市場。日経平均株価は先週末より1603円値上がりし、4万9185円と史上最高値を更新して取引を終えました。

自民党と日本維新の会の連立政権の正式合意に先立って、マーケットでは政治をめぐる不透明感が後退。9割以上の銘柄が値上がりしました。

また、一時1ドル=151円台まで円安が進行したことも追い風となりました。

5万円という大台も見えてきた日経平均株価の今後は。

ニッセイ基礎研究所 チーフ株式ストラテジスト 井出真吾氏
「5万円に一度ワンタッチしないと気が済まないという雰囲気すら感じる。年内いっぱいぐらいは自民・維新との連立政権がどのぐらいスムーズに進むのかというのを株式市場としては注目し続けることになると思う」

5万円を目指す展開となるのかどうか、新政権のかじ取りに左右されることになりそうです。