南米・ボリビアで大統領選挙が行われ、野党・中道派のロドリゴ・パス氏が当選を確実にしました。およそ20年続いた“反米左派政権”から大きな政策転換が予想されます。

記者
「いま、ロドリゴ・パス氏が会場に現れました。大きな歓声が上がっています」

ボリビアで19日、大統領選挙の決選投票が行われ、選挙管理当局は暫定結果として、中道のロドリゴ・パス上院議員が勝利したと発表しました。

ボリビアは現在、インフレなど深刻な経済危機に陥っていて、およそ20年続いた反米左派政権からの政権交代となります。

天然ガスやリチウムなどに恵まれた資源大国・ボリビアは、これまで中国やロシアと良好な関係を築いてきました。

ただ、アメリカとの関係改善や輸出の自由化などを訴えるパス氏は、今後大きな政策転換をする見通しで、レアアースなどをめぐるアメリカと中国の争いにどのような影響を与えるのか注目されます。