(ブルームバーグ):中国の玩具メーカー、泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ)の株価が14日、約2カ月ぶりの大幅高となった。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)が人気キャラクター「ラブブ」の展示会を訪問したことを受け、投資家の関心が再び高まった。
ポップマート株は午前の香港市場で一時6.1%上昇。ハンセン中国企業(H株)指数の構成銘柄で値上がり上位に入っている。上海証券報の報道によると、中国訪問中のクック氏は、上海で開かれているポップマートの「ザ・モンスターズ」シリーズ10周年記念巡回展を訪れた。
ポップマートの株価は今年、ラブブ人気を追い風に3倍余りに上昇したが、その後熱狂が冷めたことで勢いを失った。この日の上昇でも8月に付けた最高値をなお20%程度下回る水準にある。S&Pグローバルのデータによると、浮動株に占める空売り比率は1.3%で2024年11月以降で最も高い状況。

クック氏は、ラブブの創作したクリエーター、龍家昇氏がiPadProを使ってラブブの描き方を披露するのを見てうれしかったと微博(ウェイボ)に投稿した。
原題:Pop Mart Shares Rise as Tim Cook’s Visit Rekindles Interest、Pop Mart Shares Rise as Apple’s Tim Cook Visits Shanghai Display(抜粋)
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